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3D画像検査技術解説

7実際の検査測定

実際にフラットケーブルにおける3D画像検査の順を追っていきます。

1) グレーのラインセンサ画像を入力します。これにより表面色不良と大きな欠陥検出また変色などの従来検査を行います。(第7図)

第7図)ラインセンサ画像の入力

2) 高さ計測データを画像として入力します。これにより全測定画面内の製品の高さデータが把握できます。このとき前述のグレーデータは実際の明暗がそのままデータ化されていますが、この画像では高さがそのまま明るさデータとなり、「明るい→高い」「暗い→低い」 となります。(第8図)

第8図)高さ計測データ入力

3) 高さ計測データ・プロファイリングを行い表面のうねり状況、へこみ、傷、ゆがみ量などの測定検査を行います。(第9図)

第9図)プロファイリング

4) 形状の分析と輝度情報により不良モードの分析判断を行います。濃淡輝度情報によるデータと高さ表面形状情報により、「不良要因の分析」と「その要因別の良品限界」との比較検査を行います。

  濃淡 形状
キズ ×
汚れ ×
へこみ
歪み ×
欠け

5) 表面形状のデータから基準測定位置を割り出し、断面形状を分析します。(第10図)

第10図)断面形状の分析
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